副業ライターの雑記帳

本業とは別に副業をしています。副業はライターのお仕事をいただいています。お金も欲しいけど、文章を書くスキルを上げたいので、副業で頑張っています。いつか…企業して、田舎でネット三昧と、自然に触れる生活するのを憧れてます。

ジャーナリスト後藤健二さんを偲んで

 私は、今回の人質事件で亡くなられたジャーナリストの後藤健二さん、会社経営の湯川遥菜さんについて、非常に残念に思っております。

 お二人のご家族、関係者の皆様の心中、お察しいたします。

 

 私は、今回の事件において、毎日発信されるニュース、新聞などの情報を、固唾をのんで、動向を見守っていました。

 

 今回の中で、「自己責任論」について物議を醸しだしています。今回のシリアのような危険地域にいくことが、どれだけ危険で、どれだけ世間の常識が通じないのかということを知っているジャーナリストである後藤さんは、自己責任でいったのだから仕方がないという方もいらっしゃいます。

 

 そうなんですよね。自己責任と言われれば、その通りなんですよね。でも、そんな簡単な一言でいいのかと疑問を感じます。自己責任だし、日本政府が行ってはいけないと言われているところに行ったのが悪いと言われますが、果たしてそうなのでしょうか。

 

 確かに、自己責任はありますよね。

 

 でも、戦争にいったわけではなく、誰かを殺したわけでもなく、興味本位で遊びにいったわけでもなく、本気の仕事をして、本気で知人救出を考えていた後藤さんの気持ちを察する必要はあるのかもしれないと思いました。

 

 ジャーナリストの多くはフリーランスで仕事をしていて、危険地域に向かう仕事をされている人がいらっしゃいます。その方々は会社に守られるわけでもなく、自分自身だけを頼りに生きていかなければならないのでしょうか。

 

 後藤さんの戦争や悲劇を止める一役を担おうとされていた志は、高貴なものであると私は思います。そして、多くの人が足を運ぶことをためらう地域に赴き、現状をありのままに伝えようとしていた後藤さんは、やっぱり素晴らしいです。

 

 後藤さんが伝えるニュースをもっと知りたいと思いましたし、後藤さんの講演の様子のビデオを見て、講演会を聞いてみたかったと思いました。

 

 後藤さんのような本気の仕事をされている人とお会いできたら、自分の人生はさらに視野が広くなったのではないだろうかと思ってます。それだけに、非常に残念でなりません。後藤さんに生きていてほしかったです。

 

 後藤さんのご家族の悲しみが少しでも和らぎ、静かに後藤さんをお見送りできるよう祈念しています。まったく接点がない私ですが、心よりご冥福をお祈りしています。

 

 

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ジャーナリストと一介のしがないライターでは、月と鼈ほどの違いがありますが、後藤さんのような本気の姿勢は、誰でもが勉強したい部分だと思います。